前回までは、『FXに絡めて準備する重要性』や『麻痺させてはいけない金銭感覚』『FXのメリット』などについて説明してきました。
今回は、国内FX口座と海外FX口座の違いについて書こうと思います。どちらにもメリットデメリットがあり、用途に応じて使い分けると便利です。
下落相場でも利益を出せるのはFXの強み。FX投資詐欺・自動EA詐欺など、悪質なことに利用されるケースもありますが、しっかりと学びルールを守って”自ら”取り組めば、こんなに有効な資産を『増やす』方法はありません。
私もまだまだ勉強中ですが、FXの正しい知識が広がればいいなと思います。ちなみにFXは海外の方が主流です。オススメの海外FX口座は『FXGT』↓
海外口座の方が、後述する『レバレッジ』が大きかったり、トレードボーナスもあり、強制ロスカットの証拠金維持率も低くく、追証(おいしょう)がないなどメリットがたくさん。
それでは、今回は国内FXについて、マイナスイメージを少しでも払拭できるように、書いていきまーす。
FX口座とネット銀行
FXは海外が主流
FX口座には『国内FX口座』と『海外FX口座』があります。多くの日本人は国内FX口座を使用していると思います。
しかし、FXは海外の方が盛んにおこなわれており、海外口座の方が主流です。
とは言え、なかなか受け入れられにくいFX。国内口座のメリットから書いていきたいと思います。
と、その前に・・・
ネット銀行の開設
FX口座を利用するにあたり、ネット銀行の口座開設をしておくと便利です。
使用するFX口座が国内口座であっても、海外口座であっても、ネット銀行から各種機関を通して送金することになると思います。
ネット銀行は手数料が安く、送金対応時間が24時間など、とにかくメリットがたくさんあります。目的別に口座を分けることなども簡単にでき、資金管理もしやすいです。
サービス内容は各社似ていますが、あえてオススメするのであれば『住信SBIネット銀行』。
スマートNEO(本人確認情報を銀行アプリと紐づける認証機能)の登録があれば、振込手数料とATM手数料が最低でも『各5回分無料/月』になります。
月に5回、無料で振込とATM操作(引出・預入)が出来れば、それほど困らないかと思います。外貨預金を購入して口座で保有したり、給与・賞与振込口座に指定するなど、一定の条件を満たすと、無料回数がさらに増えます。詳しくはこちら。
国内FX口座の選び方とメリット
どこの会社の口座が良いか?
このサイトでも紹介している国内FX口座。各社それぞれ口座を提供しており、国内だけでも種類がたくさんありますよね。
どこの会社で口座を開設するかですが、一番は『操作性』です。
聞いたこともないような会社ではなく、聞き覚えのある会社・馴染みがある会社で、FXアプリが使いやすく注文が出しやすいアプリがある会社が良いと思います。
そう、個人の好みが大きいです。いくつか持ってみて使いやすい口座を探すのも良いと思います。
このサイトで紹介している『DMM.comのDMMFX』『LINEのLINEFX』『松井証券のMATSUIFX』はどれも使いやすいです。
DMM.comの『DMMFX』
LINEの『LINEFX』
『松井証券のMATSUIFX』
少額から取引できる
それでは、国内口座のメリットを書いていきたいと思います。まず、国内口座が海外口座と違うところは、少額から取引ができるところです。
FXの取引をするにあたり、Lot(ロット)という単位を知る必要があります。国内口座と海外口座では1Lotの大きさが違います。
国内口座:1Lot=1万通貨
海外口座:1Lot=10万通貨
海外口座では、『0.01Lot=1000通貨』からしか取引ができないのに対し、国内口座では『1通貨(0.0001Lot)』から取引が可能です。
海外口座の1000分の1の量から取引が可能、ということです。要するに、慣れないうちは少額で取引ができる、ということ。初心者には嬉しいですね。
プラススワップのペアが多い
次に、プラススワップのペアが多いところです。
スワップとは・・・
FXには、通貨の売買によって得られる利益の他に、ポジションを保有して得られる「スワップポイント」による利益があり、それを「スワップ」と呼びます。スワップは、2つの通貨を交換するときに生じる金利差調整分のことをいい、高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合に、その金利差分をスワップとして受け取ることができます。
みんなのFXより
FX取引をする際、手数料を『支払う場合』と『受け取る場合』があります。国内口座は海外口座よりも受け取る場合(=プラススワップ)が多い、という意味です。
例えば、ポジションを持っている時間が長くなった場合、マイナススワップのポジションを持っていると手数料がかさみ、価格差はさほどなくても、実質的に証拠金が目減りしますが、プラススワップのポジションの場合はその心配はありません。
『プラススワップのポジションを持つ』というのもリスク回避方法の一つです。
強制ロスカットされる証拠金維持率が高い
これは『低い方が良い』という反対の見方もあります。
強制ロスカットがかかる証拠金維持率のパーセンテージは、国内口座は50%~100%程度、海外口座は0%~50%程度と言われています。
パーセンテージが高い場合、損失を抑えられるというメリットがあります。FXにおいて『損切(そんぎり)』(←これ以上の損失を生まないために、損失を確定させて取引を終了させること)の考え方は非常に大切です。
『含み損をギリギリまで抱えて、利益を出したい』という気持ちも分かりますが、マージンコール(←強制ロスカットされそうです、というお知らせ)がかかる時点で、資金管理に失敗しています。
強制ロスカットされる証拠金維持率が高いというのは、残りの資金を守るためには、メリットです。
ちなみに、このサイトで紹介しているFX口座の強制ロスカットの水準の証拠金維持率は下記のとおりです。
国内口座DMMFX:50%、MATSUIFX:50%、LINE100%
海外口座FXGT:50%
LINE以外は平均ですね。参考にしてみてください。国内口座のメリットはこんなところでしょうか。次は海外口座のメリットを紹介します。
海外FX口座のメリット
海外口座と聞くと『詐欺に遭うのではないか』『個人情報を売られるのでは?』など悪い印象を持つ人も多いと思います。
しかし、FXは海外が主流で、日本の市場は海外に比べるととても小さいのです。
それに海外口座のメリットを知ると、もう日本の口座には戻れない。そんな感覚になります。それでは海外口座のメリットを見ていきましょう。
レバレッジが高い
まず、国内口座に比べて格段にレバレッジが高いところ。これは海外口座の最大の強みと言っても過言ではありません。
レバレッジは国内口座では最大25倍、このサイトで紹介している海外FX口座FXGTは最大1000倍(スタンダード口座)です。
レバレッジが高いということは、少ない資金で高額の取引をすることができる、つまり、少ない元手で大きな利益を得られるチャンスがある、ということです。
強制ロスカットされる証拠金維持率が低い
次に、強制ロスカットされる証拠金維持率が低いところ。これは国内口座で前述したことと、矛盾するかと思いますが、強制ロスカットの%が低いこともまたメリットです。
含み損を資金ギリギリまで持ち続けることができるので、国内口座だったら強制ロスカットがかかり損失確定してしまうところを、プラスに転じて利確できた、というケースがあるかもしれません。
ただ、このケースは本当にピンチの時。普段からしっかりと資金管理をしてトレードに臨むのが基本です。
トレードボーナスなどのキャンペーン
FXGTでは初回入金100%のトレードボーナスや次回以降の入金の20%のボーナスなど、キャンペーンが豊富です。
例えば、口座を開設して7万円入金したとします。通常であれば、7万円にレバレッジ1000倍をかけた金額が証拠金になります。
しかし、トレードボーナスが100%つくと、14万円にレバレッジ1000倍をかけた金額が証拠金になります。自分の持つポジションに対して、証拠金が多ければ多いほど安定するのでこれはとても大きなことです。
キャンペーンに合わせて入金し、利益が出たら出金、次のキャンペーンに合わせて入金してトレード。トレードボーナスとレバレッジを利用して少ない元手でトレードを行うことができます。
MT4やMT5が使える
さらに、国内口座は各社のアプリやサイトから直接取引を行いますが、海外口座は基本的にMT4やMT5というアプリを利用して注文を出すことが多いです。
口座開設後、MT4やMT5と連携してしまえば、どのFX業者を使っていても操作方法が同じです。
国内口座だと、FX業者ごとのアプリに対応しなければなりません。それが大変なわけではないですが、極力無駄は省きたいですよね。
海外FX口座 FXGTがオススメ
では、海外FX口座ってどこがいいの?と思うと思います。やはり一番気をつけなければいけないのは『信頼性』ですね。
このサイトで紹介しているFXGTはセイシェルで金融ライセンスを取得している会社で、日本には2019年に参入しました。
日本円での入金が可能で、日本語でのサポートも充実しています。怪しい海外業者でありがちな“理由のない“入出金拒否の報告もありません。
FXGTのメリットや使い方については別途紹介する機会を作れたらと思います。
どのように使い分ける?
結局、国内と海外、どのように使い分けたらいいのか。そんな声が聞こえてきそうですね。現在、私がベストだと思う使い分け方法を紹介します。
長期トレード=国内FX口座
『証拠金に対するポジション量を極々少なくし、利益が出るまで利確しない』
『数か月でも半年でも利益が出るまでポジションを持ち続ける』
こういう資金管理を徹底した長期トレードには国内口座が向いています。
この場合、プラススワップ方向にしかポジションを取りません。海外口座では、プラススワップの通貨ペアがほとんどないので、海外口座で長期トレードをしようとすると手数料(スワップ代)がかさみ、資産が目減りしてしまうからです。
短期・スイングトレード=海外口座
長期トレード以外のトレードの場合は、有無を言わさず海外口座がオススメです。
FXの一番始めの記事で『FXは負けるように出来ている』と書きました。
だからこそ、トレードの環境は『勝ち』に有利に働く方法をできる限り選択する必要があります。レバレッジ・トレードボーナスなどのキャンペーン・強制ロスカットの証拠金維持率、スワップ以外はどれをとっても、海外口座の圧勝です。
気をつけなければいけないのは、海外FX業者の『信頼性』です。FXGTは送金(入出金)が早く、問い合わせは迅速・適格で、信頼に足る会社です。
ちなみに、税金については国内FXは分離課税・海外FXは累進課税ですが、これを考慮しても長期トレード以外は海外FX口座です。だって、いくら税制面で優遇されても、勝たなければ(負けては)意味がないですから。
FXはとことん『負け』のリスクを減らすことが大切です。
まとめ
今回は国内FX口座と海外FX口座の違いについて書いてみました。それぞれ得意・不得意分野があるので、上手く使い分けて、適切なトレード環境を整えましょう。
今日はこのへんで、おしまい。次は海外FX口座には必須、海外送金に便利な『bitwallet』(ビットウォレット)について書こうと思います。
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