前回までは、FXに絡めて準備する重要性や、実際にFXに取り組むにあたり、麻痺させてはいけない金銭感覚について説明してきました。
今回は、FXについてもう少し掘り下げ『FXはどういうものか』『投機にしないための取り組み方』などについて書いていきたいと思います。
自動EAなど詐欺に使われることもありますが、しっかりと学びルールを守って取り組めば、こんなに有効な資産を『増やす』方法はありません。
私もまだまだ勉強中ですが、FXの正しい知識が広がればいいなと思います。ちなみにFXは海外の方が主流です。オススメの海外FX口座は『FXGT』↓
海外口座の方が、後述する『レバレッジ』が大きかったり、トレードボーナスもあり、強制ロスカットの証拠金維持率も低くく、追証(おいしょう)がないなどメリットがたくさん。この辺りは、次回以降に詳しく書きたいと思います。
それでは、今回は国内FXについて、マイナスイメージを少しでも払拭できるように、書いていきまーす。
FXの正しい知識
FXとは外国為替取引のこと
日本円を外国の通貨に換える取引を『外国為替取引(がいこくかわせとりひき)』と言い、これを『FX』と呼んでいます。
この時の利益を『為替差益(かわせさえき)』と言い、価格変動に着目して為替差益を狙った取引を『FX』や『FX取引』と言います。
通貨同士の取引は日本円や米ドルだけでなく、数多くの通貨の組み合わせで行うことができます。
FX最大の強み『レバレッジ取引』
例えば、取引口座に10万円(←これを証拠金と言います)しかない場合、当然、10万円分の取引しかできないと思いますよね。
しかし、FXの世界では『レバレッジ』と呼ばれる方法で証拠金を担保に、証拠金の何倍かの取引をすることができるのです。
国内FX口座では最大25倍のレバレッジを効かせることができます。つまり、10万円の証拠金で250万円の取引ができるというわけです。
これが、FXの最大の強み。『少ないお金で大きなお金を動かす』とはこのことです。
国内FX口座は『証拠金維持率50%』で『強制ロスカット』
証拠金維持率とは・・・
強制ロスカットとは・・・
証拠金維持率は非常に重要で、国内口座であれば大抵の場合、100%を下回ったところでマージンコール(強制ロスカット前に届く連絡)がかかり、50%になった段階で強制ロスカットとして、トレードが強制的に終了させられてしまいます。
国内口座の場合、証拠金維持率の安全圏は300%程度と言われています。
通貨の価値がゼロにならない通貨ペアを選び、自分の持っている証拠金に対し、ポジション量を少なくし、大きな価格変動が起きても強制ロスカットされないようにポジションを持つこと。
正直なところ、FXのポイントはこれに尽きます。
これを知っている人はFXが投機だとは言わないし、これさえ守ることができればFXで資産を倍々に増やすことができます。
『投機』にはならないFXとは
『FXは投機だ!』と言われる理由は
『FXは投資ではなく投機だ』と言われる理由は、おそらく
『ルールを持たず、レバレッジを最大限に利用して、全額をかけたポジションを持ち、一括千金を狙う』からだと思います。
レバレッジと証拠金の考え方については、下記のサイトなどを参考にしてもらえたらと思います。
乱暴な言い方をすれば、証拠金に対するポジション量に注意して、強制ロスカットされないようにさえすれば、FXにより大切な資金を失うことはありません。
ではどうすれば、そのような無謀な賭けにならないか・・・
トレンドを読む力をつける
トレンドとは・・・
現在の価格が過去の経過からして高いのか・低いのか、上昇局面にあるのか・下降局面にあるのか、上昇から下降へ・下降から上昇へ切り替わるタイミングなのかなど、分析をしながらトレンドを読み、ポジションを持つタイミングを見極めます。
このように、自分で売買タイミングを判断するトレード手法を『裁量トレード』と言います。
すべての取引を自分の判断において行うため、チャート(価格の上がり下がりから表したグラフ)の分析や、経済的な指標を知ることが必要です。
通貨としての価値が安定している通貨ペアを選ぶ
大前提として、通貨としての価値が『ゼロにならない(なくなる可能性が極めて低い)通貨や・安定している通貨』を選ぶことです。
※ もちろん、理解した上であれば、こういうリスクが高いトレードは大きな利益を出せる可能性が大いにあります。
RUBとかZARとか、将来どうなるかは分かりませんが、間違いなく初級者が手を出すような通貨ではないと思います。
一方で、USDの価値がなくなるようなことになれば世界は崩壊していて、自分の資産どころではなくなりますよね。一般的に、EUR/USDは扱いやすいといわれるペアです。
資金管理をしっかりする
通貨の価値が安定している通貨ペアの相場というものは、長期間で見ると大きなレンジ相場(価値が上がったり下がったりを繰り返す相場のこと)を組んでいます。
言い方を変えると、このレンジ相場では、『上がったものは下がるし、下がったものは上がる』ということです。
資金管理を考えたトレードの一例として・・・
このように自分が持っている証拠金に対して、適正なポジション量をもつことを『資金管理』と言います。
FXとその他の投資
投資には、国が推奨する積立NISA・iDeCo、個別株や米株の現物取引、不動産投資、など様々なものがあります。
これらの投資は、特に積立投資は初心者向けですし、現物取引も信用取引よりもリスクは低い。そして、不動産ほど安定な資産はありません。
ですが、これらにはない魅力がFXにはあります。
積立投資には時間が必要
積立投資であれば何十年という時間が必要です。
言い方を変えれば積立NISAは20年という時間が経たなければ、投資が成功だったのか失敗だったのか分からないということです。(※ 過去の統計から一般的に元本割れのリスクは限りなく低いとされています。)
20年後の失敗のリカバリーをできる人がどれだけいるでしょうか。
現物取引は大きな資金が必要
株などの現物取引であれば、FX同様チャート分析や相場の考察に加え、100万単位の資金が必要です。
『FXのように強制ロスカットがないから安全』という人がいますが、上がる見込みのない含み損をずっと抱えている人もよく見ます。
『長年の祈り』では含み損は解決しません。早いうちに損失を確定して、次の取引にうつる方が資金効率から考えてもずっと建設的です。
不動産投資は『大きな資産の保全』が目的
不動産投資には、数千万という大きな資金に加え、銀行から融資を受けるための信用、さらに工事や管理等をお任せする信頼できる取引業者が必要になります。
上手く回れば安定収入になる非常に魅力的な投資ではありますし、最終的には不動産に落ち着くとは思いますが、親族から不動産を譲り受けたり、不動産業界に身をおいたことがある人でないと、不動産投資は難しいと思います。
さらに、取引業者が原因で投資家がダメージを被ることもあり、自分のパフォーマンスだけでどうにもならない不運に遭遇する可能性もあります。
そして、一度失敗して数千万単位の大きな借金を負ってしまうようなことがあると、自己破産をしなければならないなどリカバリーが難しい。安定の裏にはこのようなリスクもあります。
FXに必要なのは自分の頭脳のみ。ただし、いばらの道
一方FXは、自分の頭脳さえあれば、何十年という時間もかからず、大きな資金も必要なく、取引業者の目利きも必要ありません。
自分の頭脳とネット環境さえあれば、世界中で何をしていても自力で身を立てることができます。これがFX最大の魅力です。
FXは『負ける』ように出来ていますが、しっかりと学び『正しく負ける』こと、早期に損失を確定することで、時間と残りの資金を有効活用できるという側面もあります。
それを繰り返し、資金管理を徹底してトレードから退場せずにいれば、必ず大きな資金を手にすることができます。ここまで行くのが非常に難しく大変なのですが頑張る価値はあります。
まとめ
今回はFXの有効性について書いてみました。FXを取り組むにあたり、学ぶべきことがたくさんあり難しいと感じるかもしれません。
ですが、FXこそ、何の後ろ盾もなく、自分の努力と頭脳を駆使して資産を増やすことができるチャンス。
『資産を増やす』ではなく『資産を守る・トレードを続ける(退場しない)』ことを続けられれば、自ずと資産は増えていきます。
FXのマイナスな印象が少しでも変わればいいなと思います。
次回以降、国内口座と海外口座の違いなどについても書けたらなと思います。FXは海外の方が主流なのです。オススメの海外FX口座はFXGT↓また詳しく書けたらと思います。
今日はこれでおしまい。
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